こんにちは！株式会社曉組です。
私たちは東京都昭島市と武蔵村山市に拠点を構え、東京都内を中心に関東一円で足場組立や資材運搬などの鳶工事全般を行っている業者です。
今回は、足場の種類について初心者の方にもわかりやすく解説したいと思います。
くさびで緊結するくさび緊結式足場
くさび緊結式足場とは、鋼管の支柱にくさびで手摺や筋交などを固定する足場です。
ハンマーだけで簡単に作れるのが特徴で、国内で最初に作られた商品の名前から「ビケ足場」とも言われています。
くさび緊結式足場は建物の形状に沿わせて作りやすく、複雑な建物にもマッチングする足場として高い評価を得ています。
また、コンパクトに結束できるので、輸送コストが下げられるというメリットもあります。
ただし、騒音が出やすいことや、サイズ規格や形状によって4つのタイプに分類されることなどを注意しなければなりません。
くさび緊結式足場は主に中低層建築工事用に使用されていますが、近年では高層建築物の外壁の塗り替えなど、短期間の補修工事に使用されることも増えてきています。
ジャッキなどの基本部材を組み立てる枠組足場
枠組足場とは、門型の鋼管の建枠にジャッキや筋交などの部材をつけて作る足場です。
ビルの外壁に沿って使われることが多いです。
最初にアメリカから入ってきた会社の名前から、「ビティ足場」とも呼ばれています。
枠組足場は足場の強度が高く、高層建築工事用に使用されています。
また、汎用性が高いことも魅力の1つとして知られており、インチサイズとセンチサイズが流通しています。
足場の細やかなサイズに合わせて両者を付き分けることが可能です。
ただしサイズの互換性がない分注意が必要でしょう。
枠組足場は組立に必要な部材数は多く、くさび緊結式足場よりもデメリットが多く見えるかもしれません。
しかし、ハンマーによる組立・解体は実施しないため、騒音防止の観点から枠組足場が好まれるシーンがあります。
ハンマー作業がないことは大きな特徴の1つであり、その歴史は古く戦後すぐにアメリカから上陸した足場としても知られています。
単管パイプとクランプを組み立てる単管足場
単管足場とは、鋼管で作られた単管パイプに、クランプなどの基本部材を組み立てるタイプの足場です。
単管パイプとクランプを軸に、柔軟に足場の形状を変化させることが出来るので、狭い場所でも足場を組めます。
低い建物の外壁を塗るときによく使われます。
作り方が簡単で、材料もホームセンターなどで手に入るので、DIYの際に使う人も多いです。
単管足場は狭い場所でも足場を組むことが可能ですが、その分落下しやすいことや、部材の強度や耐久性に劣ることなどを注意しなければなりません。
心して作業をすることが重要な足場です。
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